歌詞を作る事を専門とする言葉を芸術的に用いる「詩人」。世界中には人の心に響く詩を紡ぐ多くの詩人が存在します。ですが、日常で詩を読む機会はないという人も多いですよね。今回は、詩を読む習慣がない人にこそ知ってほしい有名な詩人を特徴と一緒に紹介していきたいと思います。
詩人ってどんな人?
映画「この道」には、北原白秋と山田耕筰といった実在する音楽家の2人が登場します。
主人公である2人を中心にストーリーが進んでいます。
今回スポットライトをあてる「詩人」は、大森南朋さんが演じた北原白秋となります。
「そもそも詩人ってどんな人?」と疑問に思う人も多いですよね。
詩人とは、言葉や韻律を駆使して美しく意味深い言葉を作り出す人のことを指します。
詩を書く事によって言葉の力を最大限に引き出し、読者や聴衆に強い感情や深い思考を呼び起こしたり、自分の内面的な感情や思考を表現することによって、人々の心を動かす事ができるのが詩人です。
言葉を芸術的に用いる事を得意とする人を詩人と呼びます。
初心者でも楽しめる!おすすめの有名な詩人
ここからは、有名な詩人を数名紹介していきます。
どの詩人もかなり有名なので詩に興味がない人でも一度は耳にした事があるのではないでしょうか?
難しい言葉を使わず、スッと染み渡るような言葉を用いているので初心者の方にもおすすめの詩人となっています。
中原中也
有名な詩人で名前が挙がる機会が多いのが「中原中也」です。
20世紀初頭に活躍した詩人で「荒ぶる」や「破壊」を連想する詩を得意としています。
有名な「思想のために」は、現代社会の不条理さや人間の孤独感を詩にしていて、多くの人の心を揺さぶりました。
その一方、「月夜の浜辺」といった破壊とは真逆の静かで落ち着いた雰囲気が漂う詩も残しています。
宮沢賢治
小説家や童話作家として有名な宮沢賢治も実は詩人だったりします。
没後に発見されたメモ「雨ニモマケズ」は、宮沢賢治の代表作にもなっています。
自然や人間の営みなどをテーマにした詩が多いといった特徴があり、宮沢賢治の詩には深い感情や哲学的な思考を詩に込められています。また、韻律や音韻を工夫したものも多く、言葉の美しさやリズムにもこだわっているので、詩を読んだ事がない人でも読みやすいのでおすすめです。
山村暮鳥
「あらし」や「野に咲く花」で有名な山村暮鳥もおすすめの有名な詩人の1人です。
自然や季節の移り変わりに対して敏感であり、詩の中で多くの自然描写を用いていて、その中には季節感を表現したものや風景描写を通じて人間の感情を表現した詩も多く残されています。
また、晩年には純粋さが際立つ詩を書くようになったとも言われていて、最後の詩集「雲」は山村暮鳥の代表作として多くのファンに愛されています。
まとめ
今回は、詩を聞く習慣がない人に聞いてほしい有名な詩人を3名紹介しました。
それぞれが全く違った雰囲気の詩を書くので、読む人によっては好き嫌いが分かれると思います。
少しでも面白いと感じた場合は、ぜひその詩人の他の作品も手に取ってみてください。